- Home
- グルメな雑学, デザートレシピ, プロがすすめる道具編
- お菓子作りの最強のお助けグッズ!ドリテックHM-710WTの実力を検証!メレンゲ3分の真実
お菓子作りの最強のお助けグッズ!ドリテックHM-710WTの実力を検証!メレンゲ3分の真実

【実機レビュー】冬のお菓子作りに革命を。
1,000円台のハンドミキサー「ドリテックHM-710WT」は本当に使えるのか?
窓の外は冷たい風が吹き始め、キッチンに立つ足元も少しひんやりとする季節になりました。冬は、なぜだか無性にお菓子を作りたくなりませんか?
クリスマスケーキのデコレーション、バレンタインに向けたガトーショコラ、あるいは寒い休日の午後に焼く素朴なシフォンケーキ。
オーブンから漂う甘い香りは、冬の冷えた空気を一瞬で幸せなものに変えてくれます。
しかし、その幸せな時間の裏には、避けては通れない「重労働」がありました。
そう、メレンゲや生クリームの「泡立て」です。
冷え切った手でホイッパーを握り、ボウルを抱えて必死にかき混ぜる。腕はパンパンになり、翌日は筋肉痛確定。「もう手動には戻れない」と私が心から感じたのは、ある小さな道具に出会ってからでした。
今回は、私のお菓子作りライフを劇的に変えてくれた、小さな相棒「ドリテック(DRETEC)ハンドミキサー HM-710WT」について、良いところも悪いところも包み隠さずお話しします。
憧れのキッチンエイドか、現実のドリテックか
お菓子作りが好きな人なら一度は憧れる、キッチンエイドのような本格的なスタンドミキサー。私もいつかは欲しいと思っていました。
しかし、現実は厳しいものです。日本のコンパクトなキッチンには置き場所がなく、何より数万円という価格は、趣味の範囲で楽しむ私には高嶺の花でした。
「もっと気軽に、でも手動の辛さからは解放されたい」
そんなわがままな願いを叶えてくれる候補として浮上したのが、Amazonや楽天のランキングで常に上位にいる、このドリテック HM-710WTでした。
実売価格は2,000円前後(時にはそれ以下)。
正直、最初は疑っていました。「こんなに安くて、すぐに壊れないの?」「音がうるさくて近所迷惑にならない?」と。
しかし、実際に使い始めて3度目の冬を迎えた今、私は自信を持って言えます。「これは、家庭用ミキサーの正解だ」と。
【検証】ドリテックHM-710WTの実力を数字で見る
ここからは、カタログスペックだけでは分からない、実際の使用感を「数字」と「実感」を交えてレビューしていきます。検索エンジンで「ドリテック ハンドミキサー 音」や「重さ」と検索している方の疑問に、ズバリお答えします。
1. 驚異の「595g」!スマホ3台分の軽さ
まず箱から出して驚いたのが、その軽さです。本体重量は約595g。500mlのペットボトル1本分とほぼ変わりません。
これがどれほど重要か、お菓子作りをする方なら分かるはずです。メレンゲ作りで5分、10分とミキサーを持ち続ける時、1kg近い機種だと腕が震えてきます。しかし、このHM-710WTなら、小柄な女性である私でも片手で楽々と操作し続けられます。冬場の厚着をしていても、腕への負担が驚くほど少ないのです。
2. メレンゲの完成時間は「約3分」
一番気になる「パワー」についてです。
Lサイズの卵白3個分を使い、最高速度(速度5)で泡立ててみました。
- 開始30秒:白く泡立ち始める
- 1分30秒:もったりとした跡が残る
- 3分00秒:ピンとツノが立つしっかりとしたメレンゲが完成
手動なら15分はかかり、汗だくになっていた工程が、たったの3分です。しかも、キメが細かく、艶のある美しいメレンゲ。
シフォンケーキの膨らみが悪いと悩んでいる方は、もしかすると「泡立て不足」が原因かもしれません。このミキサーを使えば、技術不足を道具がカバーしてくれる感覚を味わえます。
3. 音の大きさは「ドライヤーの弱」レベル
安価なミキサーで懸念されるのが「騒音」です。
正直に書きます。決して「静音」ではありません。スイッチを入れると「ウィーン!」という高めのモーター音がします。
感覚としては、ヘアドライヤーの「セット(弱)」モードくらいの音量です。夜中の2時に使うのは少し気が引けますが、日中や夕食後の時間帯なら、アパートやマンションでも隣人を気にする必要はないレベルだと感じました。
あえて言いたい「ここが惜しい」3つのデメリット
良いことばかり書くと嘘っぽくなりますし、買ってから後悔してほしくないので、私が感じたデメリットも正直にお伝えします。
1. 連続使用時間は「7分」まで
この機種の定格時間は7分です。それ以上使い続けるとモーターが熱を持ち、故障の原因になります。
ただ、前述の通りメレンゲは3分程度でできますし、生クリームなら2分もあれば十分です。大量のバタークリームを延々と練るようなプロの工程でない限り、家庭用としては7分で十分お釣りがきます。
2. コードが少し短い(約1.7m)
キッチンのコンセント位置によっては、コードが突っ張る可能性があります。我が家では問題ありませんでしたが、広いキッチンをお使いの方は、延長コードが必要かもしれません。
3. 最低速度でもそこそこ速い
速度調整は5段階ありますが、一番遅い「1」でも、それなりの回転数があります。粉類を入れた直後にいきなりスイッチを入れると粉が舞うので、最初は電源を入れずに手動で軽く馴染ませてからスイッチオンにするのがコツです。
冬のお菓子作りをもっと楽しくするアイデア
ハンドミキサー=お菓子専用と思っていませんか?
実は、このドリテックHM-710WTは、冬の温かい料理にも大活躍します。ブレンダーのように液体(スープなど)には向きませんが、「粘度のあるもの」には最強です。
滑らかさが違う!マッシュポテト
付け合わせの定番、マッシュポテト。茹でたジャガイモをマッシャーで潰すのは重労働ですが、ハンドミキサーの低速で撹拌してみてください。
空気を含んで、まるでホテルのレストランで出てくるような、ふわふわでクリーミーなマッシュポテトが一瞬で完成します。これに温かいシチューをかければ、冬の極上ディナーの出来上がりです。
自家製マヨネーズやドレッシング
冬野菜の温サラダには、自家製のドレッシングを。乳化が難しいマヨネーズ作りも、電動なら失敗知らずです。添加物のない、フレッシュな味わいを知ってしまうと、もう市販品には戻れません。
収納場所に困らない「ビーター収納」の賢さ
地味ですが、私が一番気に入っているポイントが「収納」です。
多くのハンドミキサーは、本体とビーター(混ぜる金属部分)を収納するためのプラスチックケースが付属しており、それが意外とかさばります。
しかし、HM-710WTにはケースがありません。その代わり、本体の側面にビーターをカチッとはめ込んで収納できる設計になっています。
これにより、引き出しのちょっとした隙間や、棚の隅っこに箱ごとスッと収まります。「出すのが面倒くさい」という心理的ハードルが下がるため、結果としてお菓子作りの頻度が増えました。
【結論】ドリテックHM-710WTは誰におすすめ?
最後に、このハンドミキサーが「買い」な人と、そうでない人をまとめます。
こんな人には心からおすすめします
- 初めて電動ハンドミキサーを買う初心者の方
- 年に数回(クリスマスやバレンタイン)しか使わないので、高価なものは不要な方
- 重いキッチン家電を持つのが辛い方
- キッチンの収納スペースが限られている方
逆に、「毎日パンを何斤も焼く」「プロ並みの静音性を求める」という方には、より上位の機種をおすすめします。
まとめ:この冬、手作りの温もりをキッチンに
「たかが2,000円の家電」と思うかもしれません。
ですが、ドリテック HM-710WTは、私にとって単なる道具以上の価値をもたらしてくれました。
それは、「お菓子作りを億劫な作業から、純粋な楽しみに戻してくれた」ということです。
寒い冬の日、暖かい部屋で真っ白なメレンゲが立ち上がっていく様子を見るのは、とても満たされた時間です。焼き上がったケーキを囲んで、家族や友人が見せる笑顔。そのスタートラインに、この小さなハンドミキサーがいます。
もし今、ホイッパーを握る手がつらいと感じているなら、ぜひこの小さな相棒をキッチンに迎えてみてください。
今年の冬は、お店で買うよりもずっと温かい、手作りのスイーツで食卓を彩ってみませんか?
あなたのキッチンライフが、ほんの少し楽に、そして劇的に楽しくなることを約束します。
by みさきらりんず

材料(6人分)
薄力粉(スーパーバイオレット) / 80g
卵白 / 4個分
☆砂糖 / 40g
卵黄 / 3個分
★砂糖 / 30g
サラダ油 / 50ml
牛乳 / 60ml
レシピを考えた人のコメント
しっとりふわふわな基本のプレーンシフォンです。
この生地を基本に、ココアや抹茶・チョコや紅茶などなど…アレンジ無限大?
17cmのシフォン型使用です。
詳細を楽天レシピで見る→




















