爽やかな酸味が効いたアルザス地方の名物料理。シュークルート

発酵食品がブームになっている昨今。
ヨーグルトやチーズなどの動物性乳酸菌を含む食品に加え、
ぬか漬けやキムチなど植物性乳酸菌が多く含まれた、
発酵食品の栄養効果に注目が集まっています。
胃酸に強い植物性乳酸菌は生きて腸まで届きやすく、
腸内環境を整えてくれたり、免疫力を高める効果があります。
寝かせれば寝かせるほど栄養価が高まる、
まさにいいこと尽くしの食品です。
フランスのアルザス地方の名物料理シュークルート。
塩漬けにしたキャベツをソーセージやベーコン、
といったお好みの肉類ともに煮込んで作るこの料理も、
植物性乳酸菌を豊富にとることのできる素朴な田舎料理です。
キャベツの塩漬けといえばドイツ料理のザワークラウト。
シュークルートはフランス版ザワークラウトとも呼べますが、
それはアルザス地方がドイツとの国境近くにあることから、
ドイツ文化の影響を色濃く受けてきたという、
歴史の背景があります。
フランス北東部、ライン川沿岸に位置するアルザス地方は、
フランスとドイツによって千年にも及ぶ、
争奪戦が繰り広げられた地域です。
中でもおとぎ話から出てきたような街並みが美しい都市
ストラスブールはラテン文化とゲルマン文化が入り混じり、
独自の発展を遂げたアルザス地方を象徴する町です。
旧市街には圧倒的な存在感を誇るノートルダム大聖堂など、
中世期の歴史建造物が多く残る一方、
欧州評議会やEUの欧州議会など行政機関が集中していることから、
ベルギーのブリュッセルとともに、
ヨーロッパの中心都市としても有名です。
アルザス地方は古くからブドウ栽培と、
ワイン作りが盛んであることでも有名です。
ヴォージュ山脈の山々に囲まれ、
ライン川沿いの平野に続くアルザス・ワイン街道は、
フランスの歴史あるワイン街道のひとつ。
豊かに実ったブドウ畑やのどかな田園風景が
一面にひろがり美しい景色を作り出しています。
ドイツの影響を大きく受けているアルザス地方の
ワインの特徴は甘口の白ワインが多く作られていること。
香りが高く、フルーティーな味わいを持つ葡萄の品種、
リースリングから作られる白ワインは、
アルザスワインの王様とも呼ばれています。
酸味の効いたシュークルートには、
心地よい甘みのあるアルザスワインがぴったりと合います。
アルザス地方には土地の味覚を気軽に味わえる、
ヴィンシュテュブ(Winstub)と呼ばれる
居酒屋風の食堂が点在しています。
かしこまらない庶民的な雰囲気のヴィンシュテュブでは
アルザスのワインをグラスで楽しみつつ、
シュークルートなどの名物料理を味わうことができます。
食欲が落ちてしまうこの季節、
爽やかな酸味が食欲を助けてくれるシュークルートは、
暑さを吹き飛ばしてくれるような栄養が凝縮された一品です。
よく冷えた白ワインと一緒に。
料理名:豚肉とキャベツの煮込み
作者:ryoripapa
■材料(4人分)
豚バラ肉 / 400g
キャベツ / 1/2個
にんにく(薄切り) / 1片
玉ねぎ(薄切り) / 1個
オリーブオイル / 大さじ1
白ワイン / 300cc
ハーブミックス / 少々
■レシピを考えた人のコメント
キャベツの漬け物(シュークルート)と、豚肉やソーセージを煮込んだ料理=アルザス風シュークルートを、超簡単にアレンジした一品です。
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