- Home
- おもてなし料理, グルメな雑学, フランスのグルメ情報
- はじめてのワイン会を成功させる。自宅でコース料理でゲストを魅了するコツ。
はじめてのワイン会を成功させる。自宅でコース料理でゲストを魅了するコツ。

ホームパーティでコース料理を楽しむコツ
ワイン会で輝くおもてなし
「自宅でコース料理を出すにはどうしたら良いのでしょうか?」
お客様から時折、このようなご質問をいただくことがあります。
確かに、ご自宅でお客様をお招きする際、作り手の方もゲストの皆さんと一緒に食事を楽しみたいものです。
それでも、やはり温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちにと、料理を順番に提供したいという気持ちは誰にでもありますよね。
全てを一度に出してしまうと、せっかくの料理が冷めてしまうという心配もあります。
そこで今回は、ご自宅でのホームパーティ、特にワイン会などでお客様にコース料理をスマートに提供するための秘訣を考えていきましょうか。
プロのシェフでなくても、あなたのお家でちょっとした工夫で素敵なおもてなしが実現しそうですよ。
着席ビュッフェスタイルで叶えるスマートなおもてなし
人数が少人数であれば、一人ずつ盛り付けることも可能かもしれませんが、ゲストの人数が多い場合、プロのシェフでもその準備は大変なものです。
そんな時は、無理をせず、着席ビュッフェスタイルを取り入れるのがおすすめです。
大皿に料理を堂々と盛り付け、テーブルの中心に置くのです。
そして、取り分ける役割は、作り手であるあなたがサービスとして行うのはいかがでしょうか。
ゲスト一人ひとりのお皿に盛り付けながら、自然な会話も弾みます。
これがもし、事前に全てのお皿に盛り付けてしまうと、おしゃべりする時間もなかなか取れませんよね。
ゲストとの交流を深めながら、温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちにと、上手に提供の順番を考えることが成功の鍵となります。
ワイン会を彩る料理の段取り術
特にワイン会では、料理とワインのペアリングも楽しみの一つです。料理を出す順番を工夫することで、より洗練されたおもてなしが実現します。
ゲスト到着時の「常温」の歓迎
まず、お客様がご自宅に到着された時に、すでにテーブルの上に並んでいると嬉しいのが「常温」で楽しめる料理です。
例えば、今回のテーマでもあるカナッペのような料理は、まさにその代表です。
テーブルの上に何も置かれていないのは少し寂しいものですから、彩り豊かなカナッペやチーズ、
ドライフルーツなどを盛り付けておくと、ゲストはすぐにでも食前酒のシャンパーニュを片手に談笑を始めることができます。
この時点で、料理のほとんどが、そうですね、特に今回のテーマである『初のワイン会主宰者』であるならば、料理は90%は完成している状態にしておくのが賢明です。
冷蔵庫にはすぐに提供できる前菜やサラダをスタンバイさせておきましょう。
例えば、魚介のマリネや生ハムと季節のフルーツ、テリーヌなどは、事前に作っておけるため、当日の負担を大きく減らすことができます。
これらの冷たい前菜は、食欲をそそり、ワインとの相性も抜群です。
温かいメインは「煮込み」でスマートに
メイン料理については、ローストチキンのような大掛かりなものよりも、煮込み料理が断然おすすめです。
なぜなら、煮込み料理は事前に仕込みが可能で、提供直前に温め直すだけで熱々を提供できるからです。
例えば、牛肉の赤ワイン煮込みや鶏肉のフリカッセ、前菜ならば、ポークリエットなどは、時間をかけて煮込むほどに味が深まり、ホームパーティのメインとして申し分ありません。
ワインとのペアリングも考慮し、例えば赤ワインを多く消費するワイン会であれば、それに合わせた肉の煮込み料理を選ぶと、ゲストの満足度も高まります。
前菜が終わったタイミングで、熱々の煮込み料理を提供することができれば、その日のおもてなしは完璧と言えるでしょう。
状況に応じて、無理なく最高の料理を選択するのも、おもてなしの「腕」のうちです。
デザートで締めくくるおもてなし
デザートもまた、事前に準備しておけるものがおすすめです。
例えば、季節のフルーツを使ったタルトや、チョコレートムース、パンナコッタなどは、食後のコーヒーやデザートワインと共に、ゆったりとした時間を演出してくれます。
全てを手作りする必要はありません。市販の美味しいケーキや、フルーツを美しく盛り付けるだけでも十分です。
ホームパーティを成功させるための追加のヒント
効率的な準備と段取り
- お客様はあなたとおしゃべりがしたいのです:あなたの料理も楽しみたい!でもあなたとの交流も深めたいからここにきているのです。ゲストはあなたが好きなんですよ。だから、料理だけじゃなくおしゃべりを優先してくださいね。
- メニューは計画的に:前菜、メイン、デザートのバランスを考え、無理のない品数に絞りましょう。特に初めての自宅でのコース料理であれば、2~3品に絞り、そのクオリティを高めることを意識してください。
- 事前準備の徹底:野菜のカット、ソースの仕込み、デザート作りなど、前日までにできることは全て済ませておきましょう。当日、キッチンで慌ただしくする時間を減らすことが、ゲストとの会話を楽しむための秘訣です。
- 段取りのシミュレーション:「どの料理をいつ温めるか」「どのタイミングで盛り付けるか」など、当日の流れを頭の中でシミュレーションしておくと、スムーズに進行できます。
テーブルコーディネートと雰囲気作り
料理だけでなく、テーブルの演出も大切です。季節の花を飾ったり、キャンドルを灯したりするだけで、ぐっと雰囲気が良くなります。
食器やグラスも、統一感を持たせることで、より洗練された印象を与えます。
ワイン会であれば、テイスティンググラスの種類を揃えるなど、細部にまでこだわることで、ゲストの満足度は高まります。
ワインの選び方とペアリング
ワイン会の成功には、料理とワインのペアリングが欠かせません。
もし、ゲストがそれぞれワインを持ち寄る形式であれば、事前にテーマを決めておくと良いでしょう。
「イタリアワイン縛り」「ブルゴーニュのピノ・ノワール飲み比べ」など、テーマがあると選ぶ楽しみも増します。
ホストがワインを用意する場合は、前菜からメイン、デザートまで、それぞれの料理に合うワインを選んでおくことで、より一層食事の体験が豊かになります。
- 軽めの前菜には白ワインやスパークリング:カナッペや魚介のマリネには、すっきりとした辛口の白ワインや、食前酒にもなるスパークリングワインが良く合います。
- 肉の煮込みには赤ワイン:濃厚な煮込み料理には、しっかりとしたボディの赤ワインを選ぶと、料理の旨味を一層引き立てます。
- デザートには甘口ワイン:食後のデザートには、貴腐ワインやポートワインなどの甘口ワインを合わせるのも素敵です。
ゲストとのコミュニケーションを楽しむ
最も大切なのは、作り手自身がパーティを楽しむことです。完璧な料理を目指すあまり、ゲストとの会話がおろそかになってしまっては本末転倒です。
多少の不手際があっても、笑顔と心からのおもてなしがあれば、きっとゲストは喜んでくださいます。
料理を取り分けながら、今日の料理のこだわりや、ワインにまつわるエピソードなどを話すことで、より一層場が和みます。
「自宅でフレンチ」「自宅でイタリアン」を叶えるために
もし、これらの工夫が余裕でこなせるようになったら、ステーキやローストといった本格的なメインディッシュにも挑戦してみてください。
自宅でフレンチやイタリアンのコース料理を提供するという夢も、きっと叶うはずです。
そんな素敵な食事会であれば、私自身もぜひ参加してみたいものです。
ホームパーティの経験を重ねるごとに、自分らしいおもてなしのスタイルが確立されていきます。
大切なのは、ゲストへの「もてなしたい」という気持ちと、それを実現するための少しの工夫です。
おすすめの書籍:ホームパーティの参考書
最後に、ホームパーティをより豊かなものにするための素晴らしい一冊をご紹介させていただきます。
『HOME PARTY 料理と器と季節の演出 ケータリングのプロが教える/江川晴子』
この書籍は、ケータリングのプロフェッショナルである江川晴子さんが、ホームパーティにおける料理、
器の選び方、そして季節感を取り入れた演出のコツを余すところなく教えてくださる一冊です。
レビューの評価も人気も非常に高く、自宅でコース料理を提供したいと考えている方には、まさに目から鱗の情報が満載です。
プロならではの気配りや、準備の工夫、そして何よりもゲストに喜んでもらうためのアイデアが詰まっています。
この本を参考にすれば、あなたのホームパーティはさらに輝きを増すことでしょう。ぜひ、一度手にとってご覧になることを強くおすすめいたします。
ご自宅でのホームパーティ、特にワイン会でコース料理を提供するという挑戦は、少しハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、今回ご紹介したような工夫を取り入れることで、きっとあなたもゲストも心ゆくまでその時間を楽しむことができるはずです。
準備から提供まで、スマートにこなすことで、作り手もゲストも笑顔になれる、そんな素敵なおもてなしの時間を演出してください。
by あずきレシピ

材料(4人分)
リッツ(クラッカー) / 1袋
☆生ハム / 1/2パック
☆クリームチーズ / 1/2パック
☆黒オリーブ / 3?4個
☆かぼちゃサラダ / 1/2パック
☆レーズンバター / 1/3本
☆スモークサーモン / 1/3パック
☆ディル(飾り付け用) / 少々
レシピを考えた人のコメント
ホームパーティーで必ず喜ばれる?食卓をオシャレに飾るカナッペをリッツでお手軽に♪みんなで盛り付けても楽しい?
詳細を楽天レシピで見る→