卵料理の王様、オムレツ
「料理人殿、ご用心」という洒落たミステリー映画があります。
美食家の大富豪マックスのもとに集まった世界の名料理人達。
彼らに次々と襲い掛かる不可解な事件を、
コメディタッチで描いた異色のグルメサスペンスです。
事件に巻き込まれ、命を狙われる美しい女性シェフのナターシャ。
前の夫であるロビーに命を助けられたことから
二人はヨリを戻すことになるのですが、
結婚式でロビーは神父からこんな言葉を問いかけられます。
「オムレツには新鮮な材料のみを使い、バターも本物を使うと誓いますか」と。
料理をテーマにしたこの映画にぴったりな洒落た誓いの言葉であり、
シンプルながら最高のオムレツを作るための心構えを
一言で表している名セリフと言えます。
オムレツは素材や絶妙な火加減が味を左右する、
ごまかしの効かない料理です。
卵を焦がさず、ふんわりとした極上のオムレツを作るには、
確かな料理の腕前が求められます。
オムレツは言わずと知れたフランス発祥の卵料理ですが、
趣向を凝らしたオムレツも沢山あります。
フランスを代表する世界遺産のモン・サン・ミッシェル。
サン・マロ湾に浮かぶ島全体が修道院になっており、
神秘的で美しい名所として有名ですが、
この土地で生まれた名物のオムレツがあります。
卵をホイップのように泡立てて作る
ふんわりとした甘みのあるオムレツで、
「スフレリーヌ」と呼ばれたり、
「モン・サン・ミッシェル風オムレツ」と呼ばれたりしています。
毎年沢山の巡礼者が訪れる聖地モン・サン・ミッシェル。
巡礼者達に少しでも栄養価の高い料理を食べさせてあげたい
という地元のレストランの店主の思いから
このオムレツは誕生したと言われています。
今ではすっかり日本でも有名になったスフレリーヌ。
ふわふわで優しい口当たりのオムレツは
食べる人を幸せな気持ちにさせてくれます。
イタリア出身の偉大な作曲家ロッシーニ。
オペラ「セビリアの理髪師」を作曲したことで有名ですが、
レストランのオーナーとして沢山のレシピを考案した
美食家としても知られています。
彼の名前から付いたロッシーニ風オムレツは
高級食材のフォアグラとトリュフを卵にふんだんに作る、
限りなく贅沢で濃厚な味わいの一品です。
37歳で最後のオペラ作品を発表した後は、
作曲家業をきっぱりと引退し、
大好きな食を追求することに人生を捧げたロッシーニ。
ロッシーニ風オムレツは、
彼の料理へかける情熱を感じさせるゴージャスなオムレツです。
世界中で形を変えながら愛され続けているオムレツ。
名シェフが作るようなふんわりとしたオムレツを
家庭で作るのはなかなか至難の業ですが、
「たまごを割らないとオムレツは作れない」
というフランスの有名なことわざを思い浮かべながら
果敢に挑戦してみたくなる卵料理の王様です。
料理名:オムレツ
作者:かっぽリン
■材料(2人分)
卵 / 3個
生クリーム / 20cc
しお / ひとつまみ
こしょう / 少々
バター / 30g
ケチャップ / 適量
■レシピを考えた人のコメント
強火で一気に仕上げると、ふわふわ&とろとろになります♪テフロン加工のフライパンを使うと焦げにくいです♪あとは。。。練習あるのみ!!
詳細を楽天レシピで見る
━━━━━━━━━━━━━━━━━━…
↓↓ ポイントが貯まるレシピ サイト ↓↓
>>最短約 30 秒!▼無料▼会員登録<<
━━━━━━━━━━━━━━━━━━…