動画ch. 共立てスポンジケーキ完全ガイド|失敗しないプロの技をドリテック ハンドミキサーで。

共立てスポンジケーキの作り方|動画解説と注意点
さて、このページでは『共立てスポンジケーキ』の動画の詳細や注意点を記してみようと思います。
ひと昔前では、こういった動画などが無かったものですから、
スポンジケーキの卵の攪拌がどれくらいやったらいいのかとか、『さっくり混ぜる』ってなんだ??
なんて言ってましてね。書籍でも画像なのでなかなか解りずらかったんですね。
動画の時代ですから現在は。
でも職人の仕事って見ていると簡単そうにやっていて、
自分がやっても同じようにできるだろうって錯覚しちゃうんですよね。
そしていざ自分がやってみると、まったくそのようにできないわけです。
それにはやっぱり、見るだけじゃなくて、ある程度の言葉が必要なわけです。
ということで、動画をご覧ください。
スポンジケーキ作りの最重要ポイント:混ぜ方
まず、スポンジケーキの注意点は、「混ぜ方」にあると思っています。
全ては「混ぜ方」です。
全卵の攪拌:電動ハンドミキサー推奨
最初の『全卵の攪拌』ですが、動画ではキッチンエイドというマシーンを使っていますが、
手でホイッパーで攪拌するときは注意が必要です。
混ぜてるうちに疲れてきちゃって、『手がもう上がんなーい!』
なんて言い出しちゃったりすると『もうこのくらいでいいかな』なんつってね。
まだ攪拌が足りないのに途中で止めちゃって、失敗する・・・よくあるパターンです。
できれば、電動のハンドミキサーなどがあるといいですよね。
今後のためにも一台持っていても良いと思います。
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薄力粉の混ぜ方:混ぜ過ぎ厳禁!さっくりと
そして全卵の攪拌が出来たら、次は薄力粉を混ぜるんですけどこれもまた『混ぜ方』なんですな。
全卵の攪拌では『途中で止めないでしっかり混ぜる』などと言いましたが、薄力粉の時は「混ぜ過ぎ厳禁」なんですよ。
『混ぜろ』とか『混ぜ過ぎんな』とか言ってますが、けっこうデリケートなんです。
小麦粉は念のため2回フルって動画のように『さっくり』と混ぜます。
小麦粉は混ぜると『粘り』が出てきます。
その「粘り」を利用したものもあるんですけど、この「スポンジケーキ」では粘らせないのがポイントです。
なので「混ぜる」というより『合わせる』と言うほうがしっくりきますね。
そのあたりも動画ではしっかり撮影しているのでもう一度見直してみてください。
溶かしバターの混ぜ方:沈殿に注意!
そして最後に混ぜるのは「溶かしバター」。
これもそう。くどいようで恐縮ですが『混ぜ方』です。です。です。
この「溶かしバター」を混ぜる時に注意することは、「沈殿」です。
ご存知のように「溶かしバター」は油脂ですよね。そしてもう一方の『小麦粉入りの全卵攪拌』は空気がいっぱい入っています。
すごく軽ーくなっています。フワフワの状態です。
そこに油脂をダイレクトに入れてしまうとボールの底に沈殿してしまいます。
こうなってしまうと、もう混ざらない。
混ざったとしても、混ざった時には生地がダメになっていると思います。
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動画を今一度見てみますと、ゴムベラにワンクッションおいてからバターを混ぜています。
ここは結構重要なポイントです。別の方法では、あまり慣れていない方の場合、溶かしバターの中に、生地を100g程度先に混ぜてしまいます。
それと残りの生地全部と合せる。という方法も良いでしょう。
焼きと冷却:手早く、型から出して
で、生地を合わせたらただちに焼く。
モタモタせずにただちにオーブンへ!!
なので、オーブンは生地を合わせる前に175度にしておきます。
焼きあがったら、すぐに型から抜いて網の上で冷まします。
型に入れっぱなしはNGです。なぜなら、湿気を呼んでしまうからです。湿気は禁物です。
スポンジケーキ作りの5つのポイントまとめ
- 全卵はしっかり攪拌。途中で止めないで頑張って攪拌するべし。
- 薄力粉は混ぜ過ぎない、さっくり混ぜるべし。
- 「溶かしバター」は沈殿に要注意するべし。
- 焼きあがったらただちに型から抜いて冷ますべし。
- はじめてスポンジケーキを焼くときは、このページと動画を見直すべし。
以上です。
これがしっかりできるようになると、様々なケーキ作りを楽しむことができます。
是非是非、ものにしてみてください。ではでは。