『おと・な・り』で聞こえたガレット
- 映画と料理
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2009年に公開された『おと・な・り』という日本映画があります。
監督は熊澤 尚人さん。脚本は、まなべ ゆきこさん。
物語の舞台は、都会のどこかに、ひっそりと穏やかに建っている古いアパート。
カメラマンとして働くも、求められることと求めることに葛藤を抱えた男性、聡。
フラワーデザイナーになる夢を追って、フランス留学間近。花屋で働く女性、七緒。
二人は同じアパートの隣の部屋同士。なのに一度も顔を合わせたことがありません。
しかし、扉の開閉や鍵の鳴る音、響く足音、コーヒー豆を挽く音、フランス語。
壁越しに耳に触れる様々な互いの生活音。小さな歌声。それらを緩やかに意識し合う二人。
その音の中でも大切なものが、はっぴいえんどの楽曲『風をあつめて』です。
2003年のアメリカ映画『ロスト・イン・トランスレーション』の最後にも流れた、有名な曲。
はっぴいえんどは、1969~1973年、わずか3年の間に活躍した、日本のバンドです。
『赤いスイートピー』や『ルビーの指環』『硝子の少年』など、多くのヒット作を
生んだ、作詞家の松本 隆さんも在籍し、作詞を手掛けていたロックバンド。
2013年に亡くなった、大瀧 詠一さんもメンバーの一人でした。
邦楽ロック、日本語ロックの原点。今の音楽にも吹いている風を連れてきたグループ。
映画の中での『風をあつめて』は、聡と七緒を繋ぐ糸が、音になり、風に乗ったようなもの。
気がつかなければ、日常に紛れて聞こえない。でも、気がつけば、手繰りたくなる。
もしもその糸を、音を、風を手繰ったら。もしも歯車が噛み合って、動き始めたら。
がらんどうの部屋と聞こえた音。その先には、もどかしい二人の静かな恋の結末。
聡も七緒も、いい大人。なのに、だからこその、可愛らしいラブストーリーです。
実はこの作品、目立った食事シーンはありません。聡がこだわるコーヒーくらい。
でも、食べたくなる一品があります。音だけの調理シーンに登場した、ガレットです。
ガレットの発祥はフランス。フランスの北西部に位置するブルターニュ地方。
そこは小麦が育ちにくい環境でした。そこで、そば粉を使った生地が作られました。
このガレットには種類がいくつかあり、クレープよりも前に登場した郷土料理です。
映画の中で「下宿先のお母さんに教えてもらった」という、セリフがあるシーン。
映像がないシーンなので、おそらく、こんなガレットかなと、想像してしまいます。
挽きたてのコーヒーと、フランスのガレット。耳をすませて食べたい組み合わせです。
失敗しない!ガレット・コンプレット
作者:霧下そば本家
■材料(1人分)
そば粉 / 30g
水 / 90cc
卵 / 1個
ハム / 1枚
とろけるチーズ / 適量
塩 / 少々
■レシピを考えた人のコメント
そば粉100%のガレット。定番の具材(コンプレット)で極力シンプルなレシピを作りました。あとはアレンジ次第でどうぞ!
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