- Home
- グルメな雑学, 前菜のレシピ, 動画レシピチャンネル, 料理の基本
- 動画ch.フードプロセッサーで手早く作るサクサクなブリゼ生地 美味しいキッシュの作り方
動画ch.フードプロセッサーで手早く作るサクサクなブリゼ生地 美味しいキッシュの作り方
キッシュロレーヌやタルトのための基本ブリゼ生地作りのポイント
キッシュやタルトの美味しさの決め手は、何と言っても「サクサクの生地」にあります。
そこで、今回ご紹介するのは、「ブリゼ生地」の作り方のポイントです。
下記に『ブリゼ生地の作り方』の動画を用意しておりますが、
動画だけでは見逃してしまうようなポイントをこのページで説明したいと思います。
この方法で作ることで、プロのような食感のキッシュやタルトを再現することができます。
1. ブリゼ生地の冷やし方が決め手
まず重要なポイントは、フードプロセッサーの容器、バター、小麦粉をしっかりと冷やすことです。
冷えた状態でフードプロセッサーを使うことで、バターが均等に粉々になります。
この「バターを粉砕する」作業こそが、サクサクとしたブリゼ生地の食感を生み出すために欠かせない工程です。
バターが粉々の状態で生地に混ざると、焼いた際にそのバターが溶け、小麦粉の中に空洞ができ、軽やかな食感が生まれます。
===============
念のためにもう少し深掘りの『深掘説明』をしておきましょうか。
バターが溶けた状態で混ぜればバターと小麦粉が一体化してしまいます。
しかし、バターが細かく粉々になっていると、溶けてないから混ざってないんですよ。
人間の目では混ざってるように見えても、ミクロの世界ではバターが細かく存在している。
その生地を焼いてみると、バターは溶けて、というか焼けて空洞になり、サクサクになるっつーワケ。
・・・・・・。
もう大丈夫ですよね。
===============
2. 生地の扱いにおける注意点
しかし、このように空洞がたくさんできた「サクサク生地」は非常にデリケートです。
取り扱いに少しコツが必要で、生地がホロホロと崩れやすくなるため、素早く型に敷き込む必要があります。
生地を伸ばしている最中にバターが溶け出してしまうと、仕上がりが悪くなるので、スピードが求められます。
コツを掴むまでに数回練習が必要かもしれませんが、一度成功すると、格別の「キッシュ生地」を作ることができるでしょう。
もし、やっている最中にバターが溶け出してしまったら、今一度冷やしてからすすめてください。
ですので、真夏や温かい部屋での作業はむいていません。
3. ブリゼ生地の仕上げ
焼き上がった生地はサクサクの状態で楽しむのがベストです。
焼成後、湿気を避けてすぐにお召し上がりください。
さらに、生地を型に敷き込んだ後、フォークで穴を開け、そこに卵黄を塗ることが重要です。
この工程は、アパレイユ(卵液)が漏れ出すのを防ぎ、サクサクの食感を保つためのポイントになります。
卵黄が生地をコーティングし、余分な湿気から守ってくれます。
キッシュやタルトを極めるために
ブリゼ生地の基本を抑えた後は、実際に「キッシュロレーヌ」や「タルト」を作ってみましょう。
生地がしっかり仕上がれば、アパレイユを流し入れたときも失敗が少なくなります。
動画で紹介しているように、コツを掴むために繰り返し挑戦してみると、
次第に生地の扱いがスムーズになり、理想的なサクサク生地のキッシュが完成します。
この手順で進めれば、「ブリゼ生地」や「キッシュ生地」に必要なポイントをしっかり押さえた、
プロ仕様のサクサクとした美味しいキッシュやタルトを楽しめます。
|