「本物」を知る贅沢。

セモリナ粉と卵黄だけで打つ究極の手打ちパスタと、一生モノの相棒

休日の午前中、キッチンに陽が差し込む。

少しだけ手間をかけて、小麦の香りに包まれる。そんな豊かな時間をもたらしてくれるのが、手打ちパスタの魅力です。

しかし、私たちが普段スーパーやイタリアンレストランで口にしている「生パスタ」が、実は本来の姿とは少し違うものだとしたら、あなたはどう感じますか?

「家で作るパスタこそが、実は世界で一番贅沢である」――そう断言できる理由と、その扉を開くための黄金のレシピ、そして愛すべき道具について、マニアックな視点から綴ってみたいと思います。


1. なぜ市販の生パスタには「魂」が足りないのか

百貨店や専門店で売られている生パスタ。確かに便利で美味しいものですが、そこには食品製造という「壁」が存在します。

実は、市販されている多くの生パスタには、卵が一切使われていない、あるいはごく少量しか含まれていないケースが非常に多いのです。

理由は単純、製造する食品企業の衛生管理の難しさです。卵をふんだんに使った生地は傷みが早く、流通させるには、法的にも非常に高いハードルがあります。

そのため、多くの市販品は水と小麦粉、アルコールなど、そして加工デンプンなどで「もちもち感」を演出しています。


これを知った時、私は「本当の贅沢は、キッチンで自分で作るしかない」と確信しました。

手打ちパスタの真髄は、デュラムセモリナ粉の力強い風味と、新鮮な卵の濃厚なコクの融合にあります。これこそが、イタリアの家庭で受け継がれてきた「黄金の糸」なのです。









2. 失敗しない、究極の手打ちパスタ「黄金比」レシピ

美味しいパスタを作るために、難しい計算は不要です。しかし、素材の質と「比率」には徹底的にこだわってください。

ここでは、プロの仕上がりに近づけるための「加水率」を意識した構成をご紹介します。


【材料】(2から3人前)

  • デュラムセモリナ粉:250g(雪和食品製がおすすめ)
  • 卵:全卵2個 + 卵黄2個(この「卵黄多め」が、濃厚な黄金色を生みます)
  • 天然塩:ひとつまみ(生地の味を引き締めます)
  • 打ち粉用セモリナ粉:適量


【工程:綴る手作りのリズム】


① 混ぜ合わせの儀式:
ボウルに山を作ったセモリナ粉の中央を窪ませ、そこに卵を落とします。フォークで内側の壁を崩すように混ぜていく瞬間、小麦の香りがふわっと立ち上がります。これが手打ちの醍醐味、最初の報酬です。


② 練りの極意(グルテンの形成):
生地がまとまったら、台の上で手の付け根を使って押し出すように練り込みます。目安は10分。最初はボソボソとして不安になりますが、次第に赤ちゃんの肌のような滑らかさと弾力が出てきます。この弾力こそが、茹で上げた時の「コシ」に直結します。


③ 「寝かせる」という魔法:
ここが最も重要なポイントです。練りたての生地は緊張しており、伸ばそうとしても戻ってしまいます。ラップに包み、冷蔵庫で最低1時間、できれば一晩休ませてください。この間に水分が粒子に浸透し、グルテンが落ち着き、驚くほど扱いやすい生地へと変貌します。



3. 道具への投資は、一生の味への投資。「インペリア SP-150」の誘惑

「パスタマシンなんて、プロが使うものでしょう?」かつての私はそう思っていました。しかし、一度「インペリア(Imperia)パスタマシン SP-150」に触れてしまうと、二度と麺棒には戻れません。






なぜ「インペリア」でなければならないのか

手打ちパスタの最大の敵は「厚みのムラ」です。麺棒で均一に伸ばすのは至難の業ですが、インペリアのダイアルを回せば、1ミリ以下の精度で正確に生地を薄くしてくれます。特にSP-150が愛される理由は、その圧倒的な剛性にあります。

安価な家庭用マシンは、硬いセモリナ粉の生地を通すとローラーが歪んだり、歯車が悲鳴を上げたりします。

しかし、イタリア製のインペリアは違います。ずっしりとした重厚なボディは、厚い生地もしなやかに受け止め、シルクのような滑らかなシートへと変えてくれます。

この「圧延」の工程で生地がさらに鍛えられ、独特の歯ごたえが生まれるのです。まさに、キッチンに置かれたフェラーリのような存在です。



4. 究極のパスタをさらに輝かせるソースの選び方

苦労して打ったパスタを、レトルトのソースで台無しにしてはいけません。この贅沢な麺には、その個性を引き立てるパートナーが必要です。

  • 濃厚カルボナーラ:生地に含まれる卵黄と、ソースの卵が共鳴します。生クリームを使わず、グアンチャーレ(またはパンチェッタ)とペコリーノ・ロマーノだけで仕上げれば、そこはもうローマの裏路地です。
  • 牛すね肉のボロネーゼ:セモリナ粉の力強いコシは、数時間煮込んだ濃厚なミートソースをがっしりと受け止めます。平打ち麺(タリアテッレ)にして楽しむのが正解です。
  • 発酵バターとセージのソース:最もシンプルな贅沢。茹でたての麺を、バターとセージを熱したフライパンに放り込むだけ。卵の香りが一番ダイレクトに感じられます。


5. よくある質問(FAQ):選ばれる回答集


Q:セモリナ粉と強力粉、どちらがいいですか?
A:本来の「パスタらしさ」を求めるなら、硬質小麦であるデュラムセモリナ粉100%が理想です。もし、日本人が好む「もちもち感」を強調したい場合は、セモリナ粉:強力粉を7:3の割合でブレンドしてみてください。


Q:生地がボロボロしてまとまりません。
A:卵の大きさにより水分量が不足することがあります。その際は、水を加えるのではなく、手を濡らして練る程度で調整してください。水分を入れすぎると、茹でた時にコシのない「うどん」のような食感になってしまいます。


Q:パスタマシンのお手入れは?
A:インペリアなどの本格マシンは、「絶対に水洗いしない」のが鉄則です。使用後は乾いたブラシや布で粉を払うだけで十分です。水を使うと内部のベアリングが錆び、故障の原因になります。



最後に:手打ちパスタが教えてくれること

手打ちパスタを作るという行為は、効率を求める現代社会において、一見すると無駄なことかもしれません。

しかし、自分の手で粉を練り、マシンから美しい麺が出てくる瞬間の高揚感、そして一口食べた時に広がる「本物の風味」は、何物にも代えがたい幸福感を与えてくれます。

「インペリア SP-150」という一生モノの相棒を手に入れ、最高品質のセモリナ粉を用意する。

それだけで、あなたの週末は、どこよりも贅沢なリストランテへと変わるのです。ぜひ、この黄金色の魔法を、あなたのキッチンでも再現してみてください。


HBで 手打ち☆生パスタ 始めました♪♪
by chocola43

HBで 手打ち☆生パスタ 始めました♪♪

材料(4~5人分)
強力粉 / 150g
薄力粉 / 150g
卵 / 3個
塩 / 小1
オリーブオイル / 大1

レシピを考えた人のコメント
まだ地道に包丁で切ってるので、粗いです(笑)
今度はパスタマシン始めたいです(*^ー^*)

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