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家族の味!南部鉄器で焼く本格スパニッシュオムレツ

心温まるスペインの味:家族の思い出とスパニッシュオムレツ
卵料理をいただくたびに、母の姿が脳裏に浮かびます。
それは、お弁当にいつも彩りを添えていた卵焼きの記憶であったり、
休日のお昼に食卓に並んだオムレツの温かい思い出であったりするからかもしれません。
ジャガイモなど豊かな野菜の中に卵を加えて作るスパニッシュオムレツもまた、家庭的な優しい味わいが魅力のスペインの卵料理です。
現在は、オムレツを作るフライパンもテフロン加工などで大変軽くなっていますが、
ひと昔前は、鉄製の重たいフライパンが当たり前でしたね。 最近ではまた改めて鉄製の鍋やフライパンも見直されているようです。
今日のこの、スペイン風オムレツは、本場スペインでは「トルティージャ」と呼ばれ、
古くから親から子へと受け継がれてきた伝統的な家庭料理として親しまれています。
その味付けや具材に決まったレシピがあるわけではなく、それぞれの家庭で独自の工夫が凝らされ、微妙に異なる味わいが生まれているのだそうです。
フライパンいっぱいに丸く分厚く焼き上げるスパニッシュオムレツは、温かいままでも、あるいは冷めても美味しくいただける頼もしい一品です。
我が家では、ジャガイモにピーマン、玉ねぎ、そしてベーコンを入れて作ります。
出来上がった大きなオムレツを切り分ければ、その鮮やかな見た目が食卓に彩りを添え、ホームパーティーにもぴったりの楽しい一皿となります。
フラットなスペイン風オムレツの魅力
スパニッシュオムレツは、しばしばフランス料理のオムレツと混同されることがありますが、その調理法や食感は大きく異なります。
フランス料理のオムレツがとろりとした半熟に仕上げられるのに対し、スパニッシュオムレツは全体にしっかりと火を通し、分厚く焼き上げるのが特徴です。
そのどっしりとした存在感と、具材の旨味が凝縮された味わいは、まさに家庭料理の真髄と言えるでしょう。
このスペイン風オムレツを作る際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。例えば、使用する卵の量。
今回は10個の卵を使いますが、たっぷりの卵がこの料理のボリュームと美味しさを生み出します。
そして、バターの役割も非常に重要です。約60gのバターを使うことで、風味豊かな仕上がりになります。
バターを溶かす際には、焦がさないよう細心の注意を払うことが肝心です。焦げ付くと、せっかくの風味が損なわれてしまいます。
味付けには、ハーブと調味料が欠かせません。パセリとエスプレットペッパーは、この料理に深みとアクセントを与えてくれます。
特にエスプレットペッパーは、ピリッとした辛みが特徴で、スパニッシュオムレツの味を一層引き立てます。
出来合いのラタトゥイユを少し加えることで、野菜の旨味と甘みが加わり、さらに複雑な味わいになります。
卵をボウルに割り入れたら、塩をたっぷり2つまみ、白コショウとエスプレットペッパーを少々加えます。
ここで重要なのは、泡立て器ではなくフォークで混ぜることです。フォークで卵を混ぜることで、卵に空気を程よく含ませつつ、白身を細かく砕くことができます。
泡立てすぎると、フライパンの中で必要以上に膨らんでしまうため注意が必要です。適度に泡立ってきたら、そこにラタトゥイユを加えて混ぜ合わせます。
美味しいスパニッシュオムレツを作るコツ
フライパンを熱し、バターを溶かしたら、卵液を流し込みます。卵液を流し込んだら、端の方から少しずつ持ち上げて、卵が底から盛り上がるようにします。
これにより、「ダブレット」と呼ばれる状態になり、全体に均一に火が通るようになります。
火を弱火にして、じっくりと時間をかけて焼き上げることが、美味しいスパニッシュオムレツを作る上での秘訣です。
オムレツを作る時と同じように、常に中心に向かって端を平らにするように整えながら焼いていきます。
片面が焼けたら、最も難しい工程の一つである裏返しです。別のフライパンを使う方法もありますが、同じフライパンに戻すことで、より風味豊かに仕上がります。
再び火を少し強めて、焼き色がつくまで1分ほど焼きます。この工程で外側がカリッとした食感になり、香ばしさが加わります。
焼き上がった大きなオムレツは、温かいままでも、あるいは冷めても美味しくいただけます。
スパニッシュオムレツは、その素朴ながらも奥深い味わいで、多くの人々を魅了し続けているのです。
スパニッシュオムレツを彩る多様な具材
スパニッシュオムレツの魅力は、その自由な発想で具材を選べる点にもあります。
基本的なジャガイモや玉ねぎの他に、ピーマンやベーコン、チョリソーなどを加えるのは定番です。
しかし、それ以外にも、旬の野菜や冷蔵庫にある余り野菜などを活用することで、その家庭ならではのオリジナルなトルティージャが生まれます。
- 季節の野菜:アスパラガス、マッシュルーム、ズッキーニ、ほうれん草など、季節ごとの新鮮な野菜を加えることで、その時々で異なる味わいを楽しむことができます。
- 肉類:鶏肉、豚肉、ハムなど、好みの肉類を加えることで、より食べ応えのある一品になります。特に、スペイン産の生ハム(ハモン・セラーノやハモン・イベリコ)を細かく切って加えると、本格的なスペインの風味が楽しめます。
- 魚介類:エビやイカ、タコなどを加えるシーフードスパニッシュオムレツも人気があります。地中海に面したスペインならではの組み合わせと言えるでしょう。
- チーズ:チェダーチーズやモッツァレラチーズなど、とろけるチーズを加えることで、コクとまろやかさが加わります。
- 豆類:ひよこ豆やレンズ豆などを加える地域もあり、よりヘルシーで栄養満点なスパニッシュオムレツになります。
このように、スパニッシュオムレツは、まさに「家庭の味」を象徴する料理であり、作り手のアイデア次第で無限にバリエーションが広がる奥深さを持っています。
南部鉄器で焼く、最高のスパニッシュオムレツ
さて、この美味しいスパニッシュオムレツをより美味しく焼き上げるために、ぜひおすすめしたい調理器具があります。
それが、南部鉄器のIH対応フライパン、『オムレツパン 21』です。
南部鉄器は、その優れた熱伝導性と蓄熱性で知られています。これにより、食材に均一に熱が伝わり、ムラなく焼き上げることができます。
特に、スパニッシュオムレツのように分厚く、中までしっかりと火を通したい料理には、南部鉄器のフライパンが最適です。
表面はカリッと香ばしく、中はふんわりと、理想的な食感に仕上がります。
『オムレツパン 21』は、まさにオムレツのために設計されたような形状で、その名の通り、美しい丸いオムレツを焼き上げるのに役立ちます。
また、IH対応であるため、ご家庭のキッチンを選ばずにご使用いただけます。高い評価と人気を誇るこのフライパンは、一度使うと手放せなくなることでしょう。
鉄器のフライパンは、使い込むほどに油がなじみ、焦げ付きにくくなるという特性も持っています。
適切なお手入れをすれば、一生ものとして長く愛用できるのも魅力です。
南部鉄器のフライパンで焼き上げたスパニッシュオムレツは、きっと格別の味わいをもたらし、食卓をさらに豊かなものにしてくれるはずです。
家族や友人と囲む食卓に、この温かいスペイン風オムレツを加えてみてはいかがでしょうか。
南部鉄器のIH対応フライパン 『オムレツパン 21』の詳細はこちらからご覧いただけます。
家族の温かい思い出が詰まったスパニッシュオムレツを、ぜひご家庭でお試しください。きっと、あなたの食卓にも、優しいスペインの風が吹くことでしょう。
南部鉄器 IH対応フライパン 『オムレツパン 21』の特長
- 優れた熱伝導と蓄熱性:食材に均一に熱が伝わり、ムラなく美味しく焼き上げます。
- 美しい仕上がり:分厚いスパニッシュオムレツも、外はカリッと、中はふんわりと理想的な食感に。
- IH対応:ご家庭の熱源を選ばず、幅広くご使用いただけます。
- 耐久性:適切なお手入れで長く愛用できる、一生ものの道具です。
- 鉄分補給:調理中に微量の鉄分が溶け出し、手軽に鉄分補給ができます。
スパニッシュオムレツです☆卵と野菜の甘みがギュッ♪
by ゆんゆんゅん

材料(4人分)
溶き卵 / 3個分
チーズの角切り / 30g分
味塩胡椒 / 3振り
*じゃがいも ピーマン / 各1個
*玉葱 / 4分の1個
*ベーコン又はソーセージ / 50g位
プチトマトのスライス / 4個分
(あれば)オリーブのスライス / 3個分
オリーブオイル / 大4
コンソメ / 半分個
ケチャップ+トマトジュース(ソース) / 適量
レシピを考えた人のコメント
オリーブ油でじっくり炒めたお野菜と、チーズ入りたまごで作る、間違いなく美味しいたまご焼きwです♪
具材には水気の少ないお好きなお野菜など、どんどん入れてみてね☆
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