食卓の彩り、日々の健康を支える「油」の奥深さに迫る


スーパーの棚に並ぶ食用油の種類が、ここ数年で驚くほど増えました。

かつては「サラダ油」一択だった家庭も多いのではないでしょうか。

しかし今や、選びきれないほどの選択肢を前に、「いったいどの油を選んだら良いのだろう?」

「体に良いのはどの種類なのだろう?」と、立ち止まって悩むことも少なくありません。

私たちにとって身近な存在である「油」は、料理の味を決め、私たちの健康を左右する大切な食材です。

今回は、そんな油の奥深さに触れながら、日々の食卓で賢く油を選ぶためのヒントを考えていきましょう。


「油」を深く知る:4つの主要な分類

油は、その構成成分によって大きく4つのグループに分けられます。なんとなく耳にしたことがある、という方も多いかもしれませんね。

  • 飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)
  • α-リノレン酸(あるふぁりのれんさん)
  • リノール酸(りのーるさん)
  • オレイン酸(おれいんさん)


それぞれの特徴を知ることで、より賢い油選びができるようになります。



飽和脂肪酸:誤解されがちな油の代表格

飽和脂肪酸には、ラードココナッツオイルなどが含まれます。

以前は、中性脂肪や高コレステロールの原因になると言われ、敬遠されがちでした。

しかし、数年前にはココナッツオイルがダイエット効果があるとして一大ブームを巻き起こしたことは記憶に新しいのではないでしょうか。

研究が進むにつれて、その役割が見直されてきている油でもあります。





α-リノレン酸:現代人に嬉しい健康効果

α-リノレン酸は、えごま油亜麻仁油に多く含まれる成分です。

この油は、私たちの体内でDHAEPAといった、あの有名な成分に変化します。

そのため、認知症予防生活習慣病予防に効果が期待できるとして、近年特に注目を集めています。積極的に摂りたい油の一つと言えるでしょう。



リノール酸:万能だからこそ注意が必要

一般的に「サラダ油」と呼ばれるものに多く含まれているのが、リノール酸です。

皮膚の保湿効果や子どもの発達を促進する働きがあり、私たちの生活に欠かせない油ですが、

摂取しすぎると肥満につながる可能性があるため注意が必要です。ごま油紅花油もこのリノール酸を多く含んでいます。



オレイン酸:酸化しにくく、毎日使いたい油

オレイン酸は、酸化しにくいという大きな特徴があります。

そのため、保存が簡単で、日常の調理にも非常に使いやすい油です。

さらに、悪玉コレステロールを減らす働きがあるため、動脈硬化心筋梗塞予防にも効果が期待できると言われています。

血液サラサラ」効果が注目される成分ですね。オリーブオイル米油などがこのオレイン酸に分類されます。


家庭で使う油の選び方:賢い選択で健康をサポート

それぞれの油の特性を知った上で、では具体的に家庭ではどのように油を選んでいけば良いのでしょうか? いくつかポイントをご紹介します。


用途に合わせて使い分ける

すべての料理に同じ油を使うのではなく、料理の用途に合わせて油を使い分けるのが賢い選択です。

  • 揚げ物や炒め物には: 高温調理に強い油を選びましょう。オレイン酸を多く含む米油オリーブオイル(ピュアタイプ)などが適しています。
  • ドレッシングや和え物には: 加熱しない料理には、α-リノレン酸が豊富なえごま油亜麻仁油が良いでしょう。ただし、これらは熱に弱いため、加熱調理には不向きです。
  • 風味を活かしたい時: ごま油は香ばしい風味を、オリーブオイル(エキストラバージン)はフルーティーな香りを料理に添えてくれます。


バランスの良い摂取を心がける

特定の油ばかりを摂るのではなく、様々な種類の油をバランス良く摂取することが大切です。

それぞれの油が持つ異なる栄養素や健康効果を、まんべんなく体に取り入れることができるからです。

例えば、和食には米油、洋食にはオリーブオイルといったように、料理に合わせて油を変えるだけでも、自然とバランスの取れた摂取につながります。




酸化しにくい油を選ぶ

油は酸化すると、風味や栄養価が損なわれるだけでなく、体に良くない影響を与える可能性があります。

特に、日常的に使う油は、酸化しにくい油を選ぶことをおすすめします。オレイン酸を多く含む油は、酸化しにくい性質を持っています。


信頼できるメーカーの製品を選ぶ

油は、私たちの口に入るものですから、品質が保証された信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。

製造工程や品質管理がしっかりしているか、パッケージに情報がきちんと記載されているかなども確認のポイントです。


毎日使いたい「米油」:三和油脂 まいにちのこめ油

様々な油がある中で、私が特におすすめしたいのが、米油です。

米油は、前述のオレイン酸を豊富に含み、酸化しにくいという特徴から、

炒め物、揚げ物、ドレッシングと、どんな料理にも幅広く使える万能な油です。

クセがなく
、素材の味を邪魔しないため、日本の食卓に馴染み深く、毎日使っても飽きがこないのも魅力です。

さらに、米油には、抗酸化作用のあるトコトリエノール(スーパービタミンE)や、

コレステロールの吸収を抑える植物ステロールなど、健康に嬉しい成分が含まれていることが近年注目されています。

その中でも、特に皆様におすすめしたいのが、三和油脂 まいにちのこめ油です。

この商品は、レビューの評価も人気も非常に高く、多くの方に支持されています。






その理由は、品質の高さと使いやすさにあると言えるでしょう。

毎日の料理に、安心安全で健康に良い油を取り入れたいとお考えの方に、自信を持っておすすめできる一本です。


油選びは健康への投資

油は、私たちの食生活に欠かせない存在です。その種類は多岐にわたり、それぞれが異なる特性と健康効果を持っています。

日々の食卓で油を選ぶことは、単に料理の味を決めるだけでなく、私たちの健康への投資とも言えるでしょう。

油の種類を知り、用途に合わせて使い分け、そしてバランスの良い摂取を心がける。

そうすることで、毎日の食事がより豊かになり、私たちの体も健やかに保たれるはずです。

ぜひ、今日からご家庭の油を見直し、より良い油選びを楽しんでみてください。




【ココナッツオイル】鶏肉とれんこんのごま味噌炒め
by 管理栄養士 柴田真希

【ココナッツオイル】鶏肉とれんこんのごま味噌炒め

材料(2人分)
鶏むね肉 / 200g
(下味)酒 / 大さじ1/2
れんこん / 1節(100g)
長ねぎ / 1/2本(50g)
ピーマン / 1個
(A)ココナッツオイル / 大さじ1/2
(A)にんにく(みじん切り) / 1/2かけ
(B)味噌 / 大さじ1
(B)白すりごま / 大さじ1
(B)はちみつ / 小さじ1
ごま油 / 小さじ1

レシピを考えた人のコメント
【ココナッツオイルレシピ】
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