夏にぴったりなギリシャ料理。ムサカ
エジプトなどを原産とするクミンは、
ギリシャやローマで古くから栽培されてきたハーブです。
独特な豊かな香りとほろ苦さと辛味が持ち味であり、
古代ギリシャでは食欲増進を象徴するハーブであったそうです。
世界各地の様々な料理の香辛料として広く用いられています。
クミンシードはカレーに欠かせない香辛料であり、
カレーの特有の香りはクミンによるものです。
またクミンには整腸作用があり、
夏バテ解消、食欲不振改善にも有効なハーブです。
代表的なギリシャ料理のムサカ。
焼いたナスとじゃがいもを、
トマトソースで炒めたひき肉とともに交互に重ね、
ベシャメルソースをかけてオーブンで焼いた野菜料理ですが、
クミンシードやシナモン、ナツメグといったスパイスを使うと、
ぐっと本格的な味になります。
ムサカは冷やしたものを意味する「ムサッカア」が語源になっていて、
エジプトやトルコ、バルカン半島などの地域でも、
広く食べられてきたポピュラーな料理です。
まさに東地中海を中心に受け継がれてきた伝統的な料理です。
イタリア料理のラザニアとムサカはよく似ていますが、
パスタを使わないギリシャのムサカは、
野菜の旨みを存分に味わえ、
クリーミーで優しい味がします。
ムサカの主役のナスは今が旬の夏野菜です。
水分を多く含み、
ほてった身体を冷やしてくれる効果のあるナスは、
油や肉との相性がぴったりな野菜。
ムサカの魅力は重ね焼きされたナスが、
肉やソースの旨みをぎゅっと吸い込んで、
ジューシーに味わえるところです。
ギリシャではごく家庭的な料理としてムサカが食べられています。
ギリシャ系アメリカ人の女性の恋愛模様を描いた映画、
「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」
厳格なギリシャ人家庭で育った主人公の女性トゥーラが、
宗教や文化の壁を越えて一目惚れしたアメリカ人男性と、
結婚するまでを描いたロマンティック・コメディです。
印象的だったのはトゥーラが子供の頃のシーン、
母の手作りのお弁当の中にはムサカが入っていました。
ギリシャではムサカは日本でいうところの卵焼きのような、
どこかホッとするおふくろの味と言えるかもしれません。
この映画を見た後日、夫のお弁当にムサカを入れてみたところ、
これがなかなか好評でした。
味がしっかりとしているので、
冷めていてもおいしく食べられるのです。
野菜を沢山採れるボリュームのあるムサカは、
どこかエキゾチックでスパイスの奥深さを味わえる料理。
うだるような暑さを吹き飛ばしてくれる、
栄養満点で夏にぴったりの一品です。
[ル・クルーゼ公式] 長なすのムサカ風
料理名:長なすのムサカ風
作者:楽天出店店舗:ル・クルーゼ公式ショップ楽天市場店
■材料(2人分)
長なす(大) / 1本
じゃがいも(中) / 1個(200g)
牛ひき肉 / 200g
玉ねぎ(中) / 1/2個
ニンニク / 1片
(A) /
・牛乳 / 小さじ2
・バター / 5g
・塩・こしょう / 少々
(B) /
・塩 / 小さじ1/3
・ドライオレガノ / 小さじ1
・クミンパウダー / 小さじ1/2
・トマトケチャップ / 大さじ2
・酒 / 大さじ1
オリーブオイル / 大さじ2
プレーンヨーグルト / 150g
ピザ用チーズ / 60g
パセリ / 少々
■レシピを考えた人のコメント
冷めても美味しい、さっぱりとしたオーブン料理。
ほんのり酸味のあるソースとエスニックな香りがやみつきに。
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