10年後が楽しみ!初心者でも簡単「手作り梅酒」の育て方

10年後でも楽しめる!手作り梅酒の深い魅力と育て方
先日、近所に住む友人から「手作りの梅酒をもらってくれないか」と相談を受けました。
毎年お庭で採れる梅を使って梅酒を作っているそうですが、ご家族に飲む人がいないため、瓶がどんどん溜まってしまうのだそうです。
お庭で採れる梅で手作り梅酒なんて、まるで絵本の世界のようで素敵だなと感じました。
驚いたのは、その中にはもう5年も前に漬けたものまであるというお話でした。
5年も前のものなんて大丈夫なのだろうかと最初は不安になりましたが、
実は梅酒には、きちんと作れば長く保存できる特性があるのだと友人が教えてくれました。
その話を聞いて、ますます手作り梅酒への興味が湧いてきたのです。
なぜ長く保存できるの?梅酒の不思議な力
どうして梅酒は、10年後でも美味しく飲めるのでしょうか。その鍵は、漬け込む際に使う「ホワイトリカー」にあります。
ホワイトリカーはアルコール度数が非常に高く、一般的に売られているものは35%以上のものがほとんどです。
ちなみに、ビールはアルコール度数が約5%なので、その違いは歴然です。
この高いアルコール度数が、保存性を高め、梅の成分をじっくりと引き出す役割を果たしているのです。
もちろん、長く楽しむためにはホワイトリカー以外にも重要なコツがあります。まずは、きちんと消毒した容器を使うこと。
そして、新鮮な青梅を使うことも不可欠です。さらに、直射日光を避け、温度変化の少ない冷暗所に保管することも、手作り梅酒を美味しく熟成させるための大切なポイントになります。
これらのコツを守ることで、梅酒は10年、いやそれ以上の年月をかけても、より深く、まろやかな味わいに育っていくのです。
5年熟成の梅酒との出会いと、新たな挑戦
友人から譲り受けた5年物の手作り梅酒は、本当に驚くほど美味しかったです。
色味は琥珀色に輝き、一口含むと濃厚な甘みと、たまらなく上品な香りが口いっぱいに広がります。
それは、市販の梅酒では決して味わえない、手作りならではの奥深い味わいでした。
時間というスパイスが加わることで、こんなにも素晴らしい味になるのだと感動しました。
あまりの美味しさに、私も手作り梅酒に挑戦してみたくなりました。
友人から梅酒の作り方を教わり、今年は私も自分だけの梅酒を漬け込んでみようと思っています。
そして、毎年少しずつ味見をして、置いた年数によってどのような変化が生まれるのか、その成長過程を体験してみたいのです。
きっとそれは、まるで自分の子供を育てるような、わくわくするような経験になることでしょう。
海外でも人気!広がる梅酒の輪
最近では、日本国内だけでなく、海外でも梅酒の人気が高まっていることをご存知でしょうか。
特に海外のバーでは、日本文化への関心から、梅酒を使ったカクテルが提供されることも増えているそうです。
甘くフルーティーな香りと、独特のまろやかな口当たりが、海外の人々の心も掴んでいるのかもしれません。
梅酒が世界に広がり、たくさんの人々に愛されていることを知って、日本の文化の素晴らしさを改めて感じました。
最高級の青梅「和歌山産 南高梅」を選ぶ理由
手作り梅酒を成功させるためには、やはり梅の品質が非常に重要です。そこで私がお勧めしたいのが、和歌山産 南高梅です。
南高梅は、果肉が柔らかく、香りが非常に高いことで知られています。梅酒作りには、この南高梅が最適だと言われるのも納得です。
実際に、多くの手作り梅酒愛好家の方々が、この和歌山産 南高梅を選んでいます。そのレビュー評価など、人気の高さがうかがえます。
南高梅を使うことで、より一層香り高く、まろやかで深みのある梅酒が完成します。
私自身も、今年の梅酒作りにはこの和歌山産 南高梅を使ってみようと決めています。最高級の素材を使って、最高の梅酒を作ってみたいですね。
まとめ
手作り梅酒は、時間という魔法をかけて、私たちに素晴らしいご褒美を届けてくれます。
手間をかけて梅を漬け込む時間、そして何年もの間、その成長を見守る時間は、きっとかけがえのない宝物になることでしょう。
今年から梅酒作りに挑戦する皆さんも、そしてすでに梅酒作りのベテランである皆さんも、ぜひ時間という名の贈り物を梅酒と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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材料(大人数人分)
ホワイトリカー / 1.8L
青梅(南高梅など) / 1kg
氷砂糖 / 1kg
レシピを考えた人のコメント
基本的な梅酒の作り方です。じっくり寝かせて梅エキスを抽出しましょう*