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動画.ch ほぼほぼ近所のスーパーの材料で作る『牛肉のパイ包み焼き』

近所のスーパーの仕入れで、自宅を高級レストランにしてみっか。
牛挽肉のパイ包み焼きで知る「温度」と「香り」組み合わせ。
最近、近所のスーパーを歩いていると、その品揃えの進化に驚かされることがあります。
かつては専門店でしか見かけなかった輸入スパイスや、冷凍とは思えないほどバター香るパイシートが当たり前のように棚に並んでいます。
「今日は何か特別なものを作りたい」
そう思ったとき、真っ先に思い浮かぶのが『牛肉のパイ包み焼き』です。
本来ならフォアグラやトリュフ、牛フィレ肉といった高級食材を揃える「ビーフ・ウェリントン」と呼ばれるフランス料理の華。
ですが、実は近所のスーパーで手に入る「牛挽肉」と「冷凍パイシート」さえあれば、
あなたの自宅でその感動に 「限りなく近づける事」 ができるのです。
今回は私が、スーパーの挽肉などの食材を「化けさせる」ための極意をお話ししていきましょう。
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1. 挽肉は「捏ねない」のが正解。肉々しさを残す究極のパテ作り
「牛肉のパイ包み焼き」を家庭で作る際、多くの人が「ハンバーグのような種」を作ってしまいがちです。
しかし、パイ包みにおいてそれは避けるべき道。目指すべきは、ハンバーグよりももっと力強く、肉の繊維を感じる「パテ」の食感です。
「つなぎ」を入れない勇気が、高級感を生む
一般的なハンバーグにはパン粉や卵を入れますが、このレシピでは「つなぎ」を一切使いません。牛挽肉に塩、胡椒、そして後述する魔法のスパイスを加え、さっくりと混ぜ合わせるだけ。
あえてギュギュと捏ねすぎないことで、パイの中で肉がポロポロと崩れるような、絶妙な食感が生まれます。
この「不完全なまとまり」こそが、口の中で肉汁を解き放つトリガーになるのです。
2. マル秘の1gのテク。あなたの料理をフレンチに近づけるための「キャトルエピス」とピンクペッパーの使い方
「なぜ、スーパーの材料なのにプロの味になるのか?」その答えは、調味料の使い方にあります。
もし、あなたがこの料理を「一生モノのレパートリー」にしたいなら、ネットでこれだけは手に入れてほしいものがあります。
それが「クウォーターエピス(キャトルエピス)」です。
香りの設計図を書き換える
キャトルエピスとは、フランス語で「4つのスパイス」という意味。主にナツメグ、ジンジャー、クローブ、シナモン(または胡椒)を配合したミックススパイスです。
これが挽肉に加わるだけで、台所の香りは一気にパリのビストロへと変貌します。
そしてもう一つの主役がピンクペッパーです。
プロのコツ:ピンクペッパーは指で潰して入れる
ピンクペッパーはホール(粒)のまま入れるのではなく、指先でパチンと潰しながら肉に練り込んでください。
こうすることで、繊細な辛味と華やかな香りがダイレクトに肉に広がり、噛んだ瞬間に「パンチ」のあるアクセントが生まれます。
3. パイ生地との格闘。暑い日でも失敗しないための「温度管理」
パイ料理最大の敵、それは「室温」です。市販のパイシートは非常に便利で優秀ですが、原料は動物油脂。
室温が高ければ、バターのようにすぐに溶けてベタベタの生地に変わってしまいます。
「ヤバイ!」と思ったら迷わず冷蔵庫へ
特に慣れないうちは、生地を伸ばすのに時間がかかります。
もし生地が柔らかくなって「扱いにくい」と感じたら、それはバターが溶け出しているサインです。
迷わず四角いトレーに乗せて、一度冷蔵庫で15分冷やしてください。
焦って雑に進めるよりも、冷やしながら丁寧に。これが、焼き上がりのサクサクとした「層」を作る唯一の近道です。
もし真夏に挑戦するなら、部屋の冷房を最強にし、伸ばす台(大理石やステンレスが理想)まで冷やしておく気概が必要です。
4. 幸福度を最大化する「ソースを吸わせる」という食べ方
牛肉のパイ包み焼きは、焼き上がって完成ではありません。「ソースを添えて、初めて完成する」料理です。
なぜソースが必要なのか。それは、パイ生地という「器」の特性にあります。
サクサクに焼き上がったパイの層は、驚くほど液体を吸収します。お皿にたっぷりと敷いたソースを、カットしたパイの断面に吸わせる。
口に運べば、最初はパイの軽快な音が響き、次に肉の旨味、そして最後に生地に染み込んだソースが「じゅわーーーっ」と溢れ出す。
いいですか? もう一度言いますから想像してください。
生地に染み込んだソースが・・・ 「じゅわーーーっ」
「クーーーツ!! 美味すぎて ヤバイぜ!!」
ってなかんじで、思わずそんな言葉が漏れてしまうような瞬間こそが、料理の醍醐味です。
市販のデミグラスソースに赤ワインを加えて少し煮詰めるだけでも十分です。ぜひ、ソースを「たっぷり」用意してください。
5. まとめ:日常を「特別」に変える、あなたが身につける 「手のひらマジック」
「牛肉のパイ包み焼き」は、一見するとハードルの高い料理に見えます。しかし、本質はとてもシンプル。
- 挽肉は捏ねすぎず、肉の個性を生かす。
- スパイス(キャトルエピス)で香りに奥行きを出す。
- パイ生地は「冷やしながら」丁寧に扱う。
- ソースをたっぷり吸わせて召し上がれ。
これだけで、いつものスーパーの食材が、家族や大切な人を笑顔にする「ごちそう」に生まれ変わります。
料理は、誰かを想って作る時間そのものが最高のエッセンスです。
今週末、ぜひスーパーの冷凍コーナーでパイシートを手に取ってみてください。
あなたの食卓に、驚きと感動の「じゅわーーー」が訪れることを願っています。
【レシピの補足:今回使用した特殊調味料へのリンク】
記事内で紹介した「キャトルエピス」や「ピンクペッパー」は、以下のリンクから詳細を確認できます。これらがあるだけで、料理のランクが2段階は上がりますよ。
今回の道具
資料


















