『ハイジ』の白パン
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2005年に公開された、『ハイジ』というイギリス映画があります。
原題は『HEIDI』。監督は、ミステリーやサスペンス作品を手掛けることが多かった、
ポール・マーカス。原作は、1880年頃に書かれた児童文学作品『アルプスの少女ハイジ』。
日本では名作アニメとして、今でも広く知られ、長く愛されています。
アニメ『アルプスの少女ハイジ』は、1974年に全52話放送されました。
原作者はスイスの女性作家、ヨハンナ・スピリ(シュピリ)。
ヨハンナは医師と詩人の間に生まれて、チューリッヒの田園地帯で育ちました。
自身の経験を生かし、亡くなるまでに50作以上の物語を世に送り出しています。
今回ご紹介する映画『ハイジ』は、原作に忠実。少し人間味の強い物語です。
舞台はスイス、アルプスの大自然。赤ん坊のときに、事故で両親を亡くしたハイジ。
母親の妹であるデーテに育てられました。ところがある日。デーテはハイジを連れ、
アルプスの山小屋で暮らす、ハイジの父方の祖父、アルムに会いに行きます。
ハイジの面倒をみる番がきたのだと言うデーテ。相手にせず家の中に消えるアルム。
ハイジの分の切符はないと言い、デーテはハイジを置いて1人で帰ってしまいます。
そこから仕方なく始まった、アルムとハイジの暮らし。戸惑いながらの会話。
それでも。ヤギの放牧、仲良しの男の子ペーター、チーズ作り、ソリのプレゼント。
気がつけばハイジもアルムも、宝物のような毎日を過ごしていました。
穏やかな暮らしの中に現れるデーテ。ハイジのために、いい家を探していたと言う。
ハイジはデーテによって、ドイツの都市、フランクフルトへ連れていかれます。
フランクフルトでの新しい生活。窮屈な毎日。そこでできた大切な友達。
ハイジの天真爛漫な笑顔。まだ幼い彼女の健気さに、心が揺さぶられる作品です。
この映画の中に、ハイジと言えばお馴染みの、“白いパン”が登場します。
ハイジがアルプスで仲良くなったペーターの、おばあさんに食べさせたかったパン。
黒パンは固くて噛めないから、お土産に持って帰りたかった“白いパン”。
ハイジの優しい気持ち。苦しいシーンにも、ほっとするシーンにも登場します。
この映画には、セントバーナード犬のヨーゼフも、有名なブランコも出てきません。
人間は、白黒ハッキリ生きたくても、大切な全ての人と、ずっと一緒にいたくても、
割りきれないこともあるし、全ては叶えられない。けれど、幸せでいられる方法を
前を向いて見つけていく。誰かを大切に想うことが、パワーになる。
スケールは違っていても、それぞれのキャラクターに理解できることがある。
痛みと癒しを感じながら、手作りの優しい“白いパン”を食べよう。
☆フワフワ♪ハイジの白パン☆
料理名:白パン
作者:ann***
■材料(6個分人分)
強力粉 / 200g
塩 / 3g
砂糖 / 20g
イースト / 2g
牛乳 / 130cc
バター / 11g
■レシピを考えた人のコメント
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