昔の川崎市の給食では、ロシア料理の『ピロシキ』がでていたって話。

給食で出会った懐かしのピロシキ!
ロシア料理の奥深さを探る
誰の心にも深く刻まれている、給食の思い出。特に、幼少期に初めて食べた異国の料理は、大人になっても忘れられない特別な記憶として残っています。
私にとって、その当時、川崎の小学校の給食で出会った、あのピロシキでした。
今回は、その懐かしい思い出を紐解きながら、ロシア料理の豊かな世界を巡ってみたいと思います。
給食がくれた異文化との出会い
私が小学生だった昭和の時代、給食は単なる食事ではありませんでした。
それは、栄養バランスを考慮された日々の献立であり、時には新しい食の発見をもたらしてくれる冒険の舞台でもありました。
そんな給食のメニューに、ある日突然、見慣れないパンが登場しました。それが、ロシアの伝統的な総菜パン、ピロシキです。
謎めいた揚げパンの正体
初めて給食でピロシキを見たとき、子どもたちの間では大きな話題となりました。
見た目は日本のカレーパンにそっくりで、外はこんがりと揚げられていました。
しかし、その形はどこか異国情緒を漂わせ、まるで宝箱のように謎めいて見えたものです。
私たちはそのパンの中に何が入っているのだろうと想像を膨らませ、給食の時間が待ち遠しくて仕方ありませんでした。
一口食べると、中にはジューシーで旨味が詰まった具材がたっぷり。ひき肉や野菜がたっぷり入った中身は、揚げパンの香ばしさと相まって、これまでに味わったことのない美味しさでした。
当時の子どもたちにとって、外国の料理に触れることは珍しく、ピロシキという名前やその味わいは、まさに異文化への入り口だったのです。
ピロシキが繋ぐ友情と文化の輪
ピロシキは、単に美味しいだけでなく、私たちに多くの会話をもたらしてくれました。
「このパン、どこの国の料理なんだろう?」「ロシアってどんな国かな?」といった素朴な疑問から、子どもたちの好奇心はどんどん広がっていきました。
給食の時間だけでなく、その後も友達と「ピロシキの国」について想像を膨らませる楽しい時間が続きました。
このように、給食で提供されたピロシキは、私たちにとって異国の文化に触れる貴重な機会となり、食を通じて新しい世界を知る喜びを教えてくれたのです。
家庭で楽しむピロシキの魅力
ピロシキは、ロシア料理を代表する一品ですが、実は家庭でも手軽に作れるのが大きな魅力です。
具材はフライパン一つで簡単に調理できますし、揚げ焼きにすれば油の量も抑えられます。
揚げてあるタイプはボリューム満点ですが、オーブンで焼くタイプはヘルシーに楽しむことができます。
ビールとサラダ、無限の組み合わせ
揚げたて熱々のピロシキは、豊かな味わいと相まって、冷たいビールとの相性が抜群です。さすがに給食にビールは出ませんでしたがね。
脂っこい料理とビールの組み合わせは、不思議なほどによく合いますね。
しかし、ピロシキ自体がかなりボリュームがあるので、野菜たっぷりのサラダや温かいスープと組み合わせて、バランスの取れた夕食にするのも良いでしょう。
ピロシキの生地作りは、家族みんなで楽しめる素敵なアクティビティです。
お子さんと一緒に生地をこねたり、具材を包んだりすることで、料理の楽しさを共有できます。
誕生日やホームパーティーなど、ちょっとしたイベントにも手軽に作れるピロシキは、家庭料理のレパートリーにぜひ加えていただきたい一品です。
知られざるロシア料理の奥深さ
ピロシキが子どもたちの心をつかんだように、ロシア料理には多くの魅力が隠されています。
寒冷な気候から生まれた料理の数々は、体を温め、厳しい冬を乗り越える知恵が詰まっています。代表的な料理をいくつかご紹介しましょう。
- ボルシチ:ビーツの鮮やかな赤色が特徴的なスープ。ロシア料理の象徴とも言えます。サワークリームを添えて、まろやかな酸味を楽しむのが一般的です。
- ビーフストロガノフ:牛肉とキノコをサワークリームで煮込んだ、コクのあるクリーム煮込み。ご飯やパスタによく合い、日本でも馴染み深い料理です。
- ブリヌイ:ロシア風クレープ。薄く焼いた生地に、ジャムやサワークリーム、キャビアなどをのせて食べるのが伝統的です。
ロシア料理は、寒い気候に耐えるための保存食や発酵食品の文化が豊かです。
例えば、キャベツを発酵させた「クワシェナヤ・カプスタ」は、料理の具材や付け合わせとして広く使われます。
また、国民的飲み物である「クワス」は、パンを発酵させて作る微炭酸飲料で、その歴史は千年以上にわたると言われています。
こうした食文化の背景を知ると、ロシア料理がますます興味深く感じられますね。
ピロシキをもっと知るために
懐かしの給食ピロシキから始まったロシア料理への興味。
その世界をさらに深く探求したい方におすすめしたいのが、シベリカ子さんが書かれた書籍『おいしいロシア おかわり』です。
この本は、ロシア料理研究家として活躍されているシベリカ子さんが、家庭で簡単に作れるロシア料理のレシピや、現地の食文化についてユーモアたっぷりに描いたエッセイです。
初心者でも挑戦しやすいレシピが満載で、イラストや写真も豊富なので、見ているだけでも楽しくなります。
『おいしいロシア おかわり』は、すでに多くの読者から高い評価を得ており、ピロシキはもちろん、様々なロシア料理のレパートリーを増やすのに最適な一冊です。
この本を手に取れば、遠い異国の食卓が、ぐっと身近に感じられることでしょう。
まとめ
給食で初めて出会ったピロシキは、私にとって単なる食べ物ではありませんでした。
それは、遠い国への想像をかき立て、新しい文化に触れる喜びを教えてくれた、大切な思い出です。
その思い出をきっかけに、大人になった今も、ロシア料理の世界に心惹かれています。
私たちの日常に寄り添う給食が、ピロシキという形で異文化の扉を開いてくれたように、食は常に新しい発見と驚きに満ちています。
もし、この記事を読んでピロシキやロシア料理に興味を持っていただけたなら、ぜひご自身で調理に挑戦したり、関連書籍を手に取ってみてください。
そして、いつか街中でピロシキを見かけたら、少しだけ足を止めて、あの日の給食の時間を思い出してみてください。
そこには、きっとあなただけの特別な物語が詰まっているはずです。食を通じて、新しい世界が広がる喜びを、一緒に分かち合いたいと思います。
by Anelavivi

材料(2人分)
鶏もも肉 / 1枚
塩こしょう / 適量
ミックスハーブ / 適量
BBQスパイス(お好みで) / 大さじ1
ガーリックパウダー / 小さじ1/2
【ターメリックライス】 /
米 / 1合
玉ねぎのみじん切り(ドライ) / 大さじ1
マッシュルーム(缶or生) / 3個分
ターメリック / 小さじ1
バター / 10g
塩 / ひとつまみ
【トッピング】 /
レタス / 1枚
トマト / 1/2個
ブレーンヨーグルト / 40g
チリソース(お好みで) / 適量
レシピを考えた人のコメント
トルコ料理ですが、NYで人気のあるチキンオーバーライス☆
サフランライスとチキンとヨーグルトソースで食べたらやみつきに(*^^*)
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