スポーツとスイーツのこばなし:パリ・ブレストの秘密に迫る

スポーツ大会とスイーツの素敵な関係:パリ・ブレストに秘められた逸話
スポーツの大会が開催されるたびに、その盛り上がりを彩る様々な記念品が生まれます。
中でも、人々の心と記憶に残るのがスイーツです。今回は、私が個人的に深く愛してやまない「パリ・ブレスト」というお菓子に焦点を当て、
その魅力と、スポーツ大会とスイーツが織りなす奥深い歴史について紐解いていきたいと思います。
パリ・ブレスト:自転車競技が育んだリングシューの魅力
「パリ・ブレスト」と聞いて、どんなお菓子を思い浮かべるでしょうか。
それは、ザクザクとしたシュー生地に、軽やかなクリームや旬のフルーツがたっぷりと挟まれた、まるで芸術品のようなスイーツです。
その特徴的な丸いわっかのような形から、「リングシュー」と呼ばれることもあります。
作る過程も、そしてもちろん食べる時も、私を魅了してやまないこのスイーツには、実は非常に古い歴史が息づいています。
その発祥はフランスのパリ。具体的には、ブルターニュ地方で現在も脈々と受け継がれている自転車レースの記念として誕生したことが始まりだとされています。
世界最古の自転車レースとパリ・ブレストの誕生秘話
この自転車レースとは、世界最古にして、距離が約1200kmにも及ぶ過酷な「パリ・ブレスト・パリ」という大会です。
想像してみてください。選手たちが何日もかけて自転車を漕ぎ続ける、その壮大なレースの舞台裏で、この美しいスイーツが生まれたのです。
パリ・ブレストのリング状の形は、まさに自転車のタイヤをイメージして作られたと言われています。
スポーツへのオマージュが形になったスイーツ、なんて素敵な物語なのでしょうか。
このケーキの考案者については諸説あり、レースのルート沿いに住む様々なパティシエが関わっていたとされています。
その中でも特に有力なのが、メゾン・ラフィットのルイ・デュラン氏です。
1880年代に考案されたという説、あるいは1891年にパリ郊外のパティシエによって作られたという説、さらにはシャルトルジェルベという名のパティシエが考案したという記録も存在します。
また、初期のパリ・ブレストはエクレアのような細長い形をしており、1960年代になってから現在の円形に変化したという話も伝わっています。
シュークリームの歴史の一端を担うパリ・ブレストの多様な歴史には、本当に驚かされます。
スポーツ大会と記念スイーツ:受け継がれる文化
スポーツの大会の記念スイーツを作らせてもらえるパティシエの方々は、やはり非常に有名で実力のある方なのだろうなと、いつも感銘を受けます。
単なるお菓子ではなく、その大会の精神や歴史を表現する特別な一品ですから、並々ならぬ技術と感性が求められることでしょう。
記憶に新しいのは、開催が延期にはなってしまいましたが、東京オリンピックです。日本各地では、オリンピック限定のお菓子が数多く販売されていました。
私もお土産として購入したことがある、国民的スイーツである「東京ばなな」の五輪限定パッケージは、その代表例の一つです。
また、オリンピックマスコットの「ミライトワくん」が描かれたコラボ商品も登場し、日本らしさが随所に感じられる、本当に良い商品ばかりでした。
オリンピックの公式オンラインショップを覗いてみると、食べ物以外にも生活雑貨やファッションアイテムまで、
多種多様な公式グッズが展開されており、見ているだけでも楽しいページになっています。
今も昔も、スポーツの大会を記念して、様々なものが作られ、販売されていることに改めて気づかされます。
これらの記念品は、ただのお土産というだけでなく、大会を盛り上げるきっかけとなり、人々の記憶に深く刻まれる役割を担っています。
私も、何か東京オリンピック関連のアイテムを記念に買ってみようかなと、この文章を書きながら改めて思いました。
シュークリームの奥深さ:パリ・ブレストだけじゃない魅力
パリ・ブレストはシュー生地を使ったスイーツの代表格ですが、一口にシュークリームと言っても、そのバリエーションは驚くほど豊富です。
シュー生地のサクサク感、しっとり感、もちもち感。中に詰めるクリームも、カスタード、生クリーム、ディプロマット、チョコレート、抹茶など、無限の組み合わせがあります。
シュークリームは、フランス語の「シュー・ア・ラ・クレーム(choux a la creme)」が語源で、「クリームを詰めたキャベツ」という意味を持ちます。
これは、焼き上がりのシュー生地がキャベツの形に似ていることから名付けられたと言われています。
様々なシュー生地を使ったお菓子
- プロフィットロール:一口サイズのシュークリームで、積み重ねてタワー状にする「クロカンブッシュ」の一部としても使われます。
- エクレア:細長いシュー生地にクリームを詰め、表面をチョコレートなどでコーティングしたお菓子です。パリ・ブレストの初期の形がエクレアに似ていたという説も興味深い点です。
- サントノーレ:小さなシュークリームをカラメルで固めて土台に飾り付けた、フランスの伝統的なアントルメ(ホールケーキ)です。
シュー生地は、焼くことで生地の中に空洞ができるのが特徴です。
これは、生地に含まれる水分が焼成中に水蒸気となり、その圧力で生地が膨らむことによって生じます。
この空洞があるからこそ、たっぷりのクリームを詰めることができ、シュークリーム特有の軽い食感と豊かな味わいが生まれるのです。
パティシエたちは、このシュー生地の特性を最大限に活かし、様々なアイデアと技術を凝らして新たなスイーツを生み出し続けています。
私たちを魅了するシュークリームの世界は、まさに尽きることがありません。
自宅で楽しむ本格パリ・ブレスト:おすすめの冷凍シュー生地キット
さて、パリ・ブレストやシュークリームの話をしていると、無性に食べたくなってくるものです。
しかし、一からシュー生地を作るのは少しハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、私が自信を持っておすすめしたいのが、「お菓子 手作りキット 【菊家 公式】 │ 冷凍シュー生地」です。
この商品は、冷凍されたシュー生地がセットになっており、自宅で本格的なシュークリームを手軽に作ることができます。
レビューの評価も非常に高く、多くの方に支持されている人気商品です。
オーブンで焼くだけで、サクッとした美味しいシュー生地ができあがるので、あとはお好みのクリームやフルーツを用意するだけで、自分だけのオリジナルスイーツが楽しめます。
私も、この冷凍シュー生地を使って、パリ・ブレストに挑戦してみたいと考えています。
スポーツ大会の感動を思い出しながら、あるいは次の大きなスポーツイベントを心待ちにしながら、手作りのスイーツを味わう時間は、きっと特別なものになるでしょう。
スポーツが私たちに感動と興奮を与えてくれるように、スイーツは私たちに幸せと安らぎをもたらしてくれます。
パリ・ブレストのように、歴史と物語を秘めたスイーツを通じて、私たちはまた一つ、豊かな食文化に触れることができるのです。
by torezu

材料(21cm人分)
【 21cm&18cmの円】 /
★全卵カスタード /
卵 / 2個
グラニュー糖 / 大6
薄力粉 / 大4
牛乳 / 400cc
バニラオイル / 3滴
★シュー生地 /
有塩マーガリン / 125g
牛乳 / 125cc
水 / 125cc
薄力粉 / 150g
卵 / 4~5個
アーモンドスライス / 小2ほど
★デコレーション /
冷凍ホイップクリーム / 500~600ml
苺(小粒) / 1.5パック
キウイフルーツ(グリーン) / 2個
レシピを考えた人のコメント
甥っ子と姪っ子が遊びに来るということで、パリブレストを作ってみました。
シュー生地で一番大変な卵を入れてからの作業も、スタンドミキサーなら楽々です。^^
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