私は昭和40年代に小学生だったオヤジです。
そう、昔は小学生でしたが、現在は、気が付いたら好きでもないオヤジになってました。
そんなこんなですが、当時の給食メニューを振り返ると、冷凍みかんが特に懐かしいですね。
普通のみかんをカチンコチンに凍らせただけのシンプルなデザートでしたが、それでも子供たちにとっては特別な存在でした。
冷凍みかんが給食に登場する日には、教室中が一気にざわつきました。
冷凍庫から出したばかりの冷凍みかんをしばらく置いておくと、表面がほんのりと溶けてくる。
その瞬間を待つのが楽しみで、授業が終わるのを待ちきれなかったものです。
冷凍みかんの皮を剥くのは少しコツが必要で、冷たい果肉を頬張ると、口いっぱいに広がる甘さと冷たさが絶妙でした。
昭和30~40年代は、現在のようにアイスクリームや多種多様なデザートが豊富ではなかった時代です。
冷凍みかんは、冬に食べるみかんを一年中楽しむための工夫から生まれました。
当時は、普通のミカンが流通しない季節でも楽しめるように開発されたのです。
まるはの大洋漁業と鉄道弘済会が共同で開発し、国鉄時代に駅弁と一緒にお茶などと売られていました。
ミカンをそのまま冷凍すると乾燥してパサパサになるので、氷の幕をつける特殊製法で美味しい冷凍みかんにしていたのです。
給食の時間に冷凍みかんが配られた日、クラスメイトの一人が「今日は僕のお母さんが作ってくれたお弁当があるから、
冷凍みかんをあげるよ」と言って、みかんを隣の友達に渡しました。
その友達は大喜びで「ありがとう!」と感謝しながら食べました。
しかし、食べている途中でその友達が突然「これは僕の人生で一番美味しい冷凍みかんだ!」と叫びました。
周りのみんなが驚いて「そんなに美味しいの?」と聞くと、
彼は大きな笑顔で「うん!いつもと違って、真ん中に種がなくて食べやすいんだ!」と答えました。
その話を聞いたクラスメイトたちは大笑い。実はその日は特別に種なしの冷凍みかんが給食に提供されていたのでした。
それ以来、みんなはその友達を「冷凍みかん名人」と呼ぶようになりました。
このエピソードはその後もずっと語り草になり、同窓会でも話題になるほどの楽しい思い出です。
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冷凍みかんは、ただ冷たいだけで味があまりしなかった記憶もありますが、そのシンプルさが逆に特別でした。
現在の大人たちが冷凍みかんを思い出すと、当時の給食の味とともに、友達と一緒に過ごした楽しい時間や無邪気に笑い合った瞬間が蘇ります。
その懐かしさが、忙しい現代の生活にちょっとした癒しを与えてくれるのではないでしょうか。
最近では、皮を剥く手間を省いた商品「むかん」も開発され、スーパーなどで販売されていますが、
やはりあの時代の冷凍みかんには特別な思い出があります。
当時の給食には豪華なデザートはなかったかもしれませんが、冷凍みかんのような一品があるだけで、学校生活に彩りを添えてくれました。
冷凍みかんは単なるデザート以上のものであり、心温まる思い出を共有する特別な存在なのです。
昭和40年代の小学生だった私は、今でもあの頃の冷凍みかんを思い出すと、ほのぼのとした気持ちになります。
料理名:冷凍ミカンのヨーグルトあえです
作者:PeaceLoving
■材料(1人分)
冷凍みかん / 1個~
バナナ / 小1本
加糖ヨーグルト / 100g
■レシピを考えた人のコメント
懐かしい冷凍ミカンを作りおきして、欲しい時にいつでも食べれます。
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